IBMA International BudoMan Association_Established in 2023

IBMAが提唱する『武道人』とは」

IBMAが提唱する「武道人」とは

自分の道を歩みながら、違いを越えて、ともに武道の未来を拓く。

IBMAでは、武道・格闘技に携わる人のあり方を考える一つの概念として、
「武道人」を提唱しています。

武道人とは、単に空手が強い人、長く武道を修練している人、
あるいは特定の流派や競技に所属している人を意味するものではありません。

また、「武道家」や「格闘家」に代わる新しい肩書きをつくることが目的でもありません。


武道人とは、自分の道を深く追求しながら、
自分とは異なる流派、競技、文化、思想を持つ人々を認め、
人間としての尊厳と倫理を失うことなく、
武道・格闘技の価値を社会へ活かそうとする人です。

「武道家」や「格闘家」を否定する言葉ではありません

IBMAは、「武道家」や「格闘家」という言葉を否定しているわけではありません。

それぞれの流派、競技、文化には、それぞれ固有の歴史、価値観、技術体系があります。
それらを深く追求することは大切なことです。

しかし、自分の流派や競技だけを唯一の基準とすると、
他者との違いが対立へ変わることがあります。

「武道人」という考え方は、それぞれが自分の道を大切にしながらも、
その違いを越えて共有できる、より大きな枠組みをつくろうとするものです。

同じ方向へ進む必要はありません

武道人という考え方は、すべての人に同じ思想や同じ進路を求めるものではありません。

人には、それぞれ異なる目的があります。

  • 競技で強くなることを目指す人
  • 健康や生涯修練を大切にする人
  • 護身を学ぶ人
  • 指導者として人を育てる人
  • 武道の歴史や思想を研究する人

進む方向は、それぞれが自分で決めるものです。

武道人は「北極星」のようなもの

IBMAが考える「武道人」は、
全員を同じ方向へ進ませるための基準ではありません。

その役割は、むしろ
北極星
に似ています。

北極星は、「北へ進め」と命じるものではありません。

自分が今どこにいるのかを知り、
自分で決めた進路を見失わないための基準になります。

武道人という共通価値も同じです。

競技、流派、文化、国籍、思想が異なっていても、
自分の行為が人間として大切なものを失っていないかを確認するための
一つの参照点です。

共通する価値とは何か

IBMAが武道人に共通する価値として重視するのは、
特定の技術や競技ルールではありません。


何らかの手段を用いて、自分が望む地点へ到達しようとするときに、
人間としてのあり方を喪失しないこと。

強さを求めることも、勝利を求めることも、
技術を磨くことも、それ自体が問題なのではありません。

問われるのは、その過程で
他者の尊厳を傷つけ、自らの尊厳まで失ってしまわないか、ということです。

自己を制し、他者を尊重し、自他をともに生かす。

IBMAは、そのような姿勢を武道人の根本的な価値と考えています。

違いを認めることから連帯が始まる

武道・格闘技の世界には、多くの流派、競技、団体、文化があります。

技術も、ルールも、考え方も同じではありません。

武道人は、その違いをなくそうとは考えません。

むしろ、自分とは異なるものの存在を認め、
その違いから学び、自らの武道をより深く理解しようとします。

違いを否定するのではなく、
違いを持ったまま共通の価値を見いだす。

そこから、流派や競技を越えた連帯が生まれるとIBMAは考えています。

勝敗を越えて考える

競技には勝者と敗者が生まれます。

勝利を目指して努力することは、
競技の大きな価値の一つです。

しかし、勝敗だけを最終的な価値とすると、
武道・格闘技が本来持ちうる教育的・社会的な価値が見えにくくなることがあります。

武道人は、勝敗を否定するのではなく、
勝敗を経験しながら、その先に何を学ぶか
を大切にします。

勝ったときにも自らを制し、
負けたときにも相手を認める。

競争を通じて、相互理解と尊重へ進む。

それも武道人のあり方です。

武道を社会へ活かす

IBMAは、武道を道場や競技場の中だけで完結するものとは考えていません。

武道で学んだことを、
日常生活、教育、人間関係、社会活動へ活かしていく。

強さを、他者を支配するためではなく、
自らを律し、人を支え、社会に貢献するために使う。

武道人とは、その可能性を実践しようとする人でもあります。

IBMAと武道人

IBMAは、特定の流派や競技だけを広めるための組織ではありません。

武道・格闘技を通じて、人と人が出会い、
互いを理解し、尊重し合う環境をつくることを目指しています。

そのために大切にしているのが、
Communication(交流)、Understanding(理解)、Respect(尊重)
という考え方です。

そして、その理念を人のあり方として表現したものが、
IBMAが提唱する「武道人」です。

自分の道を歩みながら、ともに未来を拓く

武道人とは、完成された理想的人間を意味するものではありません。

私たちは誰もが迷い、失敗し、ときに他者と対立します。

大切なのは、そのたびに自分の位置を確認し、
進むべき道を自ら選び直すことです。


自分の道を大切にする。
他者の道も認める。
そして、人間として大切なものを失わずに前へ進む。

そのような人々が、流派、競技、文化、国境を越えてつながる。


それが、IBMAが提唱する「武道人」という考え方です。

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