IBMAの理念
IBMA(国際武道人育英会)は、武道を単なる技術の習得や競技として捉えるのではなく、人間の心身を育み、より良い生き方を探究するための教育文化であると考えます。
武道の修練を通して、自らを見つめ、心身を鍛え、困難に向き合う力を養うこと。そして、他者を尊重し、社会の中で自らの力を正しく生かす人間へと成長すること。IBMAは、このような武道を通じた人間形成を活動の基本に置いています。
そのためには、これまで受け継がれてきた技術や精神を守るだけでなく、武道が人間の成長にどのような働きをもたらすのかを、教育的、文化的、社会的な視点から研究することが必要です。IBMAは、実践と研究を結びつけ、より安全で効果的な指導方法を考究するとともに、現代社会と将来世代に必要とされる武道教育研究を推進します。
また、武道の学びは、若い時期だけに限られるものではありません。年齢、経験、身体的条件、生活環境が異なっていても、それぞれの立場に応じて学びを深め、自らを高め続けることができます。IBMAは、武道を生涯にわたる自己探究と成長の道として捉え、誰もが継続して学ぶことのできる環境づくりを進めます。
武道は、国や地域、民族、宗教、流派の違いを超えて、人と人を結ぶ力を持っています。互いの歴史や文化、考え方の違いを認め、敬意をもって学び合うことは、国際的な相互理解と信頼を育むことにつながります。IBMAは、国内外の武道家、指導者、研究者、教育関係者などの交流を促進し、武道を通じた友好と協力の輪を広げます。
一方、武道文化を将来へ伝えるためには、伝統をそのまま保存するだけでは十分ではありません。先人が築いた知恵と精神を尊重しながら、その本質を研究し、現代社会に適した形で生かし、さらに発展させていくことが必要です。IBMAは、武道文化の継承と創造的な発展を両立させ、その価値を将来世代へ確かに伝えていきます。
さらに、武道の価値は、道場や競技の場だけで完結するものではありません。武道によって培われた礼節、責任感、忍耐力、勇気、他者への配慮を、家庭、学校、職場、地域社会の中で生かすことが重要です。IBMAは、青少年の育成、健康づくり、地域交流、教育支援などを通じて、地域社会に貢献する活動を推進します。
IBMAは、これらの理念を一つひとつ具体的な活動として実践することにより、武道を人間の可能性を拓き、人と人を結び、社会をより豊かにする教育文化として発展させることを目指します。
武道は、人を育み、世界をつなぐ。
IBMAは、この理念のもと、武道の価値を現代に生かし、将来世代へとつないでいきます。
IBMA国際武道人育英会・創設者
増田 章

